「バルコニーって何のためにあるのだろう?」と考えたことはありますか?
「洗濯物を干す」「エアコンの室外機を置く」「お花を飾る」「たっぷりと光を入れたい」
など様々ありますが、ほとんどの人は、「洗濯物を干す場所」と考えるのではないでしょうか。
マンションにお住まいならば半分正解となると思いますが、一戸建てにお住まいならばどうでしょうか。
庭があり、日当たりがよい場所があるならば、バルコニーは必要でしょうか。
共働きのご夫婦ならば、毎日外に干すでしょうか。
アレルギーを持つ子供がいるご家族ならば、外に干すでしょうか。
洗面脱衣室に置いている洗濯機から2階のバルコニーまで洗濯物を持っていくのってしんどくないですか?
洗面脱衣室と洗濯物を干す場所が近ければ家事が楽になると思いませんか。
そもそも洗濯機はなぜ洗面脱衣室なのですか。
洗濯する前と後で考えると圧倒的に洗濯後のほうが衣類は水分を含んだ分だけ重たくなるのに。。。
それなら、バルコニーの近くは・・・
色々と考えると、家づくりをするときにバルコニーの役割をしっかりと考えたいですね。
ちなみにバルコニーは構造的にいうと、あまりよろしくない状態のものが多いです。片持ちと呼ばれるように腕を水平に伸ばしたものに色々なものが乗っています。腕を伸ばし続けるのってしんどいですよね。木の家でも鉄でもコンクリートでも同じです。あとは防水面。バルコニーの場所、カタチ、大きさなど様々な要素がありますが、防水対策をしっかりしておかないと家の中に水が入ってきます。
前回同様、将来のことまで想像して考えてください。例えば、2階や3階にバルコニーがあって1階に洗濯機がある場合、年をとると洗濯して重たくなった衣類を階段を上がって持っていかなければなりません。そう考えると、バルコニーの近く、または少なくとも同じ階に洗濯機を置けば問題は解決するかもしれません。
なぜか不思議なことに住宅業界では、4LDKのように間取りを表現します。わかりやすくていいのですが、この表現は結果としての間取りです。最低でも4LDKにして!と思って家づくりをする方がおられますが、それはどうかと思います。子供部屋は最低6帖欲しいとか。。。その理由がしっかりとあれば別ですが、とりあえずその広さで!的な方が非常に多いのが現状です。そんな当たり前と思っている間取りや家づくりで常識と思っていることを一回考え直すと、もっと家づくりが楽しくなります。注文住宅だからこそ、もっと自由な発想で家づくりをしていただきたいと思います。
もちろんそこには、構造的視点や建築基準法に基づいた内容で出来ないこともあるかもしれませんが、考えるのは自由です。その考えや想いを建てる業者さんに話してください。家づくりは人生でも貴重な体験です。楽しまないと損しますね。
今回はここまで。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回はまた、違う場所について書きたいと思います。
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