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日本の家づくりは木の文化

家づくりのこと

こんにちは、東谷です。私は、木の温もりや強さを見直し、四季を通じ、暑さ・寒さを経験してゆく日本の住まいにとっては、同じように春夏秋冬がめぐる四季の中で成長した『国産の木材』を柱や梁などの構造材に使う事が家づくりにとって大切だと思っています。

昔の日本の家づくりは貿易が盛んではなかったので、当然のように普通に日本の木を使っていました。林業が栄え、緑溢れる日本でした。森林大国日本と言われるように国土に占める森林面積の割合は世界でもトップクラスなのです。

ところが近年の輸出入の発展により安価な外材(海外の木材)が輸入されると日本の材木は一機に使われなくなり、林業が衰退していきました。

その影響で山は山でなくなり、ちょっとしたゲリラ豪雨の雨量をも保水できない森林と化し、洪水が多発するという天災ではなく人災へとなってしまいました。そんな森林ですから栄養分もなく川から海へ出た雨水も栄養分がなく、漁業にも影響を及ぼすことになったのです。

それに気付いたある地域の漁師さんたちは、山の手入れをすることになり、その甲斐あってまた魚が取れるようになった地域もあります。

林業が衰退するとなぜ山が荒れるのか?

森林には自然林と人工林があります。天然林は人が手を加えていない林。人工林は人が手を加えた林。私たちが日本の山でよく目にする人口林は、杉や桧です。

柱や梁として使えるように育てるためには、それなりの技術と年月が必要です。1年や2年で育つわけではありません。出来るだけまっすぐに!枝打ちして節をなくす!などなど、私が語れるわけがないほど奥が深い様々な技術が必要です。右写真は手入れされている人口林です。下草も生え、しっかりと木も土も成長しているようすがわかると思います。

はじめ植林するときには、あえて密集して植林します。木は光をたくさん浴びたいと競って上へ上へと成長します。成長していくと当然幹も太くり、枝も増えてくるので、土へ光を届ける(栄養分のある土を保つために光は必要です。<腐葉土>)ためには、間伐と枝打ちいう作業が必要となってきます。間伐は、いわゆる間引きです。枝打ちとは、必要最低限に上部の枝を残してあとは枝を幹の根元から切り落とします。こうすることにより、次の年輪ができるときに枝の跡をなくし節のない状態になります。この間伐と枝打ちを繰り返すことで土まで光が届きつつ、しっかりとした家で使える材木に成長していきます。

しかし、人が手を加えてできるはずの材木が衰退し手入れが出来ない状態になると密集したまま成長した木々は光の届かない土で育つため元気がなく、しかもその土も元気がなくなり保水力もなくなってきます。土砂崩れや洪水の原因となるのです。右写真は手入れされていない人口林です。密集していることで光が土まで届かず地面付近は少し暗くなっています。また木同士であたって折れた枝が落ち、あまりキレイな状態とは言えないです。

林業が衰退するとなぜ山が荒れるのか、もうわかりましたね。


人と自然と共存し、山を敬い木を植え、手入れをして家をはじめとして人が有効に使ってきたのに、人が手入れをしなくなったら。。。

一年間日本で建てる木造住宅を日本の木で建てても余るくらい日本には木がたくさんあるのです。それが安価な外材に押され余り、山が荒れるという現象が起きているのが現状です。

最近ようやく国産材を使おう!という運動や活動が増えてきました。京都では京都の木で家を建てると補助金が出、国産材(京都の木)で建てたという認定書のようなものがもらえたりします。

皆さん、ご存知ですか?高槻市の面積10,531haに対して森林面積は4,634haあります。森林率は約44%、約半分が森林なんです。大阪府下で高槻市は、森林面積では第3位、竹林面積では第1位です。

宮崎駿さんの『もののけ姫』がこれらのことを訴えているように私は思います。最後にアシタカの「森と共に生きよう!」というセリフがありますが、まさにその通りだと思います。現代社会で失われつつある日本古来の良きものを見直し、継承していく必要があるのではないかと思います。

追伸:
日本では山に神様がいると信じ、山を敬っていましたが、ヨーロッパでは神様は別にいて(雲の上でしょうか?)、山には悪魔がいるとされ恐れられていました。文化の違いって面白いですね。ちなみに日本の家づくりは木の文化と呼ばれるように、ヨーロッパの家づくりは石の文化と呼ばれています。地震大国の日本では石の文化は住まいでは栄えないはずですね。

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