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夏涼しく冬温かい家とは(生まれ来るこどもたちのために-その5)

建築まめ知識
夏涼しく冬温かい家

こんにちは、東谷です。

先日、生まれて初めてもずく酢を作りました。パパ料理はいつも、カレーかパスタだから。今はネットで何でも検索できるのでやってみよう!と思ったのです。私がみたレシピの材料はもずくのみ。材料で用意したのは、もずくときゅうりとシラス。まぁ、何とかなるだろうと、調理をスタート。と言っても、白だし、酢、しょうゆ、みりんを適量混ぜ合わせるだけで、あとはきゅうりをスライサーで切ってシラスを入れて混ぜ合わせれば出来上がり。分量さえ間違えなければ美味しくできるはず。。。長男と次男は「旨い!」と言ってくれました。しかし相棒からはダメ出しが。。。「ちょっと塩辛いかなぁ。」と。シラスを入れる分、何かしらで塩分をおさえないとあかんかってんなぁと反省。次回は相棒にも「旨い!」と言わせてみせる!と思った休日の夕方でした。

 

そんなことはさておき前回は、「地震に強い家」のお話しでしたね。

本日は、「夏涼しく冬温かい家」についてです。

 

②夏涼しく冬温かい家

突然ですが、「断熱材って隙間なく入れたら、冬は温かいけど夏はめっちゃ暑いんとちゃう?」と思っていませんか?

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恥ずかしながら私は、そう思っていました、最近まで。。。でもそれは間違いだったのです。

 

断熱材とはその漢字の通り、熱を断つ材料です。隙間なくきっちりと断熱材を建築基準法に基づいて施工した場合、家の中の温度は基本的に外気温の影響を受けないということになります。

 

ピンと来ないでしょうか。日常生活の中で例えてみますね。

保温・保冷性能のよい水筒を想像してみてください。お子様に持たせる水筒でも、仕事に持って行く水筒でも構いません。

冬のお出掛けに温かいお茶やコーヒーを入れて、外の寒い場所で飲んでも温かいです。

夏のお出掛けにキンキンに冷えた麦茶や水を入れて、外の暑い場所で飲んでも冷たいです。

熱(高温であっても低温であっても)を逃がさずにしっかりと閉じ込めておけば、外気温には左右されないということです。うちの次男が夏に部活から帰ってきて、「まだ、水筒の麦茶残ってるわぁ~。」って言ったので、「ちょっと、ちょうだい!」と言って、コップに入れて飲んだら、「まだ冷たいやん!」って何度も驚かされました(笑)

 

もう一つ例えを。哺乳瓶です。

赤ちゃんにミルクを飲ませるのに、お湯を入れてミルクを溶かして混ぜ、「人肌程度の温度に冷まして」から赤ちゃんに飲ませます。哺乳瓶に入れたミルクが人肌程度の温度に冷めてくるのがわかるのは、ミルクの熱が哺乳瓶を通って逃げて手に伝わっているということです。もしも、保温・保冷性能のよい水筒に入れていたら、人肌程度の感覚が全くわかりませんね。なので良い意味で哺乳瓶は、断熱性能が低いほうがいいんです(笑)。

 

何となくお分かりいただけましたか?

 

水筒や哺乳瓶と住まいは違いますが、熱の伝わり方についての考え方は、住まいも同じです。少し難しい言葉を使って言うと、熱の伝わり方には3つあります。「放射」、「伝導」、「対流」とあるのですが、そんな難しいことは考えなくても良いです。

 

感覚で水筒と哺乳瓶で覚えてください。

それでは問題です。(また、問題。。。)

極端な話かもしれませんが、想像してみてください。

保温・保冷性能のよい水筒のようなお家と哺乳瓶のようなお家と同じ金額で建てられるとしたら、どちらのお家を建てたいですか?

 

もう一つ。冷暖房効率(生活に必要な光熱費に影響しますね。)で考えてみましょう。

保温・保冷性能のよい水筒のようなお家と哺乳瓶のようなお家と同じエアコンを設置したとしたら、どちらが冷暖房効率が良いと思われますか?

 

もう、おわかりかと思います。

水筒のほうは、エアコンでつけて設定温度になれば、外気温の影響をあまり受けない状態、そして、設定した温度が逃げないので、電気代も安くなります。

一方、哺乳瓶のほうは、設定温度になってもすぐに外気温の影響を受けて、外気温に近づこうとする、または、せっかく設定温度になってもエアコンを回し続けないとその温度をキープしにくいので、電気代が高くつきます。

となると、住まいで考えれば水筒のほうがいいですよね。

 

但し一つだけ注意が必要です。

どれだけ保温・保冷性能のよい水筒でも、蓋(ふた)を開けっぱなしにしていると、「温かい飲み物は冷める」「冷たい飲み物はぬるくなる」のようになりますね。しっかりと蓋をしめておくことが大切です。

 

住まいで考えると「気密性」にあたります。どれだけ高性能な断熱材を使っても、気密性が高くないとその断熱性能を発揮してくれません。なので、断熱性と気密性はセットで考えてくださいね

 

あと、住まいと水筒で違うところ。です。

実は窓は壁と比べると熱が伝わりやすい場所になります。断熱性で言うと窓は壁よりも低いのです。また、結露の原因となりやすい場所です。その原因はサッシの材料とガラスです。

(結露やサッシの材料、ガラスについては、またの機会に触れたいと思います。)

窓をとるということは、「光を取り込む」「風を通す(換気)」「景色をみる」と、暮らしの中の役割は非常に大きいです。建築基準法でも住宅の居室に対しては、「採光」「換気」「排煙」の観点から最低限必要な基準が定められています。

 

それでは、「夏涼しく冬温かい家」をまとめると・・・

・断熱材をしっかりと入れる

・気密性も大切

・必要以上に窓を大きくとらない

のようになります。

 

断熱材には様々な素材があります。また、その性能も様々です。

窓についても同じです。たくさんの種類の窓があります。

どんな断熱材はいいの?窓は何がいいの?気密性って何でわかるの?など疑問もたくさん出てくると思います。

これから家づくりをはじめる方は、次に説明する2つの数値を覚えてください。ちょっとだけ難しいお話しになりますが、見方だけでも覚えていただければと思います。

 

今の住宅の断熱性能を表す数値として一般的になってきているC値やUA値の2つがあります。

夏涼しく冬温かい家とは(生まれ来るこどもたちのために-その5)

C値とは「相当すき間面積」のことをいい、1平方メートルあたりどれだけのすき間(面積)があるかという数値です。もう少し詳しく言いますと、家全体のすき間の面積の合計(㎠)を家の延べ床面積(㎡)で割った数値(㎠/㎡)となります。

例えば、延べ床面積132㎡(約40坪)のお家でC値が2.0と言うことは、家全体のすき間面積の合計は、264㎠となり、ハガキ約1.8枚分の隙間があるということになります。家全体ではがき2枚以下というのは、考えてみれば気密性は高いと言えます。

今では某ハウスメーカーは1.0以下のC値で販売している住宅もあります。C値はその数値が小さいほど、家全体の隙間面積が小さく、気密性の高いお家と言えます。気密性の測定は、特殊な機械で行われます。


C

家全体でどれだけ隙間があるかどうかの数値

値が小さいほど気密性が高い


とだけ覚えておいてください。

夏涼しく冬温かい家

次にUA値とは、「外皮平均熱貫流率」のことをいい、家全体としてどれくらいの量の熱が外に逃げやすいのかを数値で示します。もう少し詳しく言うと、お家の熱損失量の合計(お家から外にどれだけ熱が逃げていくか)(W/K)をお家の外皮面積(表面積のようなもの)(㎡)で割った数値(W/K・㎡)となります。お家から熱が逃げていく量なのでこちらもC値同様、値が小さいほど熱が逃げる量が少なく、断熱性能が高いお家と言えます。

UA値は測定ではなく、お家で使用される断熱材の性能値や厚み、サッシの性能だけでなく、様々な項目から計算によって算出されます。


UA

家から外にどれだけ逃げているかどうかの数値

値が小さいほど断熱性が高いと言える


とだけ覚えておいてください。

なので、家づくりを進めていく場合には、この2つの数値を目安にしてあなたのご家族に合った「夏涼しく冬温かい家」にしてください。特に子育てをするお母さんやそのお子様、そして、お年寄りにとっても家の断熱性と気密性は健康に影響しますから。

 

ちなみに温熱環境の基準は、1~8までの省エネ基準地域区分として分けられており、それぞれの地域での基準が定められています。例えば、大阪府は、5地域に入っています。

 

本日は、ここまで。

後半は少し難しい話になってしまいましたね。でも、日常生活でイメージしやすいことで考えて、少しでも理解していただければと思います。

次回はいよいよこのシリーズの最後、「お部屋の空気がきれいな家」についてのお話しです。

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