『自然素材を使った外断熱工法の家』Ys様邸
先月の地鎮祭が終わり、地盤補強工事が始まりました。
この土地は地盤調査の結果、少し軟弱な土で出来ている上に、隣地(裏側)に高低差があるため2階建てなのですが、地盤補強が必要との結果でした。
地盤補強の方法は「湿式柱状改良杭工」と呼ばれるものです。この方法は杭を硬い地盤まで差し込んで建物を安定させる方法です。杭には様々な種類があるのですが、今回打つ杭は出来上がった杭を差し込むのではなく、現場で穴を開けてコンクリートを流し固める杭です。
硬い地盤までは5mです。直径500mm×5mのコンクリート杭を19本打ちます。

まず、事前に計画されている19本の杭の位置を現場で確定します。そして、流し込むコンクリートが溢れ出ないように、予め2mくらいまで穴を掘っておきます。
ちなみに私は、このスクリューで5mまで掘って、上からコンクリートを流し込むだけかと思っていました。

そしてアースオーガー(穴を掘る為の機械のこと)のスクリュー部分を5m以上あるものに付替えます。このスクリューの芯は空洞になっていて、中にコンクリートを流し込むことができます。このスクリューを使って硬い地盤(深さ5m)まで掘ります。

5mの深さまで掘ったあと、ゆっくりとスクリューを上げて行きながら、コンクリートを掘った穴に流し込んでいきます。スクリューが地上に出てきますが、これだけでは終わりません。何度となく、スクリューを回転させながら出し入れを繰返し、確実に直径500mmで5mのコンクリートの杭ができるようにします。一本の杭に必要なコンクリートの量は決まっているので、職人さんは残りの量を声を掛けて知らせます。だから、一本の杭に必要以上使ったり、また足らなかったりすることはありません。

コンクリートを流し終わると次にレベルを合わせる(コンクリート杭の頭の高さを合わせる)必要があります。ちょうど、建物のベタ基礎のベースコンクリート(じゅうたんのように水平な部分のコンクリート)の下端に当る部分に高さをあわせます。
余分な部分を少しスコップで取り除き、レベルを当てて調整し、そしてコテで杭の頭を滑らかにします。
このようにして一本のコンクリート杭ができます。

アースオーガーを操縦する職人さん、流し込むコンクリートを調整する職人さん、そしてスクリューのタチ(垂直に立っているか否か)を見て流し込んでから余分なコンクリートを取り除きレベルを合わせる職人さん。3人の見事な連係プレーでどんどんコンクリート杭ができていきます。

最後の19本目の杭のコンクリートも流し込み、杭工事は午後3時ごろに終了しました。流し込んだコンクリートは杭先端の方まで約一週間で乾く予定です。
杭工事の職人さん、暑い中、本当にお疲れ様でした。また、ご近所の皆様にはご迷惑をお掛けし申し訳ございませんでした。今後、工事が終わるまでご迷惑をお掛けしますが、ご理解・ご協力宜しくお願いします。





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