『公的助成金制度を使ったバリヤフリーな家』S様邸
手壊し中って??
手壊ししているのは、築30年の木造2階建てのお家です。
あれっ、リフォームですか??
そうです、リフォームです。ただ少し違うのは、ほぼ躯体だけを残して全面改装するということ。はやり言葉でいうと『リノベーション』です。一般的には、リノベーションというとマンションなのですが、在来工法の木造住宅でリノベーションします。
詳細は追々お伝えしますが、この木造住宅の築年数は30年です。S様がこのお家付きの土地を買われ、リノベーションを計画しました。内容は、車いすが必要なご主人が快適に生活できること。このことが大前提として上げられました。そこで、介護保険制度を使い、バリヤフリーな家をプランニングしました。

今週の月曜日から解体がスタートしました。躯体を残すので、大工さんによる手壊しです。辻原大工さんはベテランで昔はチョウナ(木を削るときに使う斧みたいなもの。言い方は様々です。)を使って仕事もしていたそうです。それにしても、手壊しは大変で大事な仕事です。躯体を壊さないようにしながら慎重に壊して行くのですから。

リノベーションは構造がガッチリしていることが大前提です。構造がしっかりしていないのにリノベーションしても全く意味がありません。人の命に関わることですからね。安心して暮らしていただくために手壊しの途中で、耐震診断を行います。その診断結果によって、どこにどんな補強が必要であるかを見極めて、そして、補強し躯体を今の構造基準に合わせて行きます。
辻原大工さんは、耐震診断ができるようにと優先的に1階、2階の壁と天井を壊していました。クーラーの取り外しまで行うのですが、私が現場に行った時、クーラーの電源はうまく入らずガスが抜けないと苦労していました。
私「どうですか、壊してみて躯体のほうは?」
辻原大工さん「築30年くらいと思うけど、この家はしっかりしているで。」
(資料を手にして築年数を確認しました。)
私「なんで30年ってわかるんですか?」
辻原大工さん「なんとなく、わかんねん。」
私「すごいですね。」
辻原大工さん「この羽子板見てみ。一昔前はこれでよかってんで。」
私「これって釘だけで止めてるんですね。」
(今の基準では、釘ではなくボルトで梁を貫通させて止めます。)
辻原大工さん「懐かしいなぁ〜、こんなん見てると。しっかりと時間をかけて建てんとあかんな。」
暑いと思いますけど、宜しくお願いします。





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