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新築-『勾配天井と小屋梁あらわしの家』

『勾配天井と小屋梁あらわしの家』高槻市 D邸

専用道路を入った奥まった敷地に建てられたお宅です。
専用道路の奥の敷地と聞くと、狭苦しい感じがしてしまいますが、広く開放感を感じながら住まう工夫が随所にあります。
その一つとして、大きな屋根の建物の向こう側(南西側)には広く明るいプライベートガーデンがあります。外壁はモルタルスサ(わらなど)入りの掻き落とし、軒天(屋根の裏面)には杉を使用しています。

玄関に入ると正面に客間としても利用できる和室があります。
引き戸の上部に開口を設け、ガラスを取り付けることで、引き戸を閉めていても和室へ差し込む南からの明るい光が玄関にも溢れてきます。
和室の壁は土佐和紙、天井には薩摩ヨシを使用しています。玄関ホールの床は杉(厚み30mm)無塗装、天井は漆喰を使用しています。
また、この和室はリビングがらも出入りできるようになっています。

玄関ホールよりLDKへ一歩足を踏み入れると、そこには大空間が現れます。
見学会を開催させていただいた際、見学に来られた方々が実際よりも広く感じられるこの空間に驚かれていました。
床は杉(厚み30mm)無塗装、壁は漆喰、天井は杉(厚み12mm)を使用しています。梁、天井は亜麻仁油、大豆油、ヒマシ油などの植物油を主原料とした天然植物油脂性塗料で塗装しています。

LDKから天井を見上げるとあらわしの梁の右側に台形の窓が3つ見えます。この窓は周りからの視線を気にすることのない位置に設置されています。反対側にも3つ設置されており、LDKはいつでも明るく、開放的な空間になっています。
他の部屋や階段にもこのような開口が設置されており、実際よりも広く感じられる開放的な、そして明るい空間になっています。

2階上部のロフトから下を見下ろすと、洋室、キャットウォーク(開放的な廊下みたいなもの)を通して、1階のLDKまで見通すことができます。間仕切りの引き戸を閉めればLDKと洋室の空間を区切ることもできます。
広い空間をつくる時、まず気になるのが光熱費です。先に述べたように、それぞれの空間を区切ることができるようにしておくことと、断熱材の性能をよくすることも一つの方法です。こちらのお宅では断熱材に発泡ウレタンの吹付け断熱材を使用しています。

夜になると建物の表情が変わります。
窓の向こう側に鮮やかに照らし出された木組みが見えます。
外観の美しさも建物に必要な要素の一つです。

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